吹きっさらしなのがいい。屋根を支える支柱とコンクリの柵だけ。壁面がないからケバケバしい、あるいは子供の落書きみたいな汚らしいイラストで構成されたポスターを見ないで済む。降りた瞬間に懐かしさより清々しさを感じたのはこのせいだろう。
「今っぽい」とか「ユニバーサル」とか「快適性」というのは記号であって、中にメカニズムが見えてこない。これら単語がコモンセンスであるかのように使われていて、これを考えることなく受け入れている人ばかりになったので、妙なデザインのものが世間に溢れているのだと思う。
「デザインしないデザイン」によって、手を加えさせない。この観点が必要だと思うのだ。
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