昨日の曇り空を引きずる(個人的には実に好ましい)のかな・・・と思ったら、飯能に入ったあたりでスカッと晴れました。あまり暑さは感じなかったので、まあよいツーリング日和と言えましょう。
自宅から20号、16号、299号経由で「道の駅あしがくぼ」へ。走りやすいいい天気だったのに、道すがら出会うバイクは少なく・・・これは道の駅に到着しても同じ。ぎっしりとは言わないまでも、四輪駐車場の通路際までバイクが並ぶことが多いのに、今日はざっと20台くらいか。みなさん奥多摩とか道志みちに行ってしまったのでしょうかね。
持って行ったペットボトルの水を飲みながら一休み。売店で江原商店の大福か草餅を買おうかどうか迷って、今日はパス。そろそろお金を使わないことを日常にしないといけないと思うと、結構締り屋になることができる。お金を使えないと考えると惨めになるが、使わないことを自分のチャレンジとする、と考えるだけでポジティブになれます。
道の駅龍勢会館を目指して再スタート。走りながらルートを考える。
寄居町経由で行くか、ダイレクトに行くか・・・
一人ツーリングだと、ついついゴールを目指すだけになるので、楽しさがゴールに行くにつれ減少してしまうというか、予想外ということが何もないというか。これが疲れの原因になったり注意散漫になったり、自分のためにならない考え事にハマる原因になる。
楽しいはずのバイクに乗って楽しくない思いをするのは馬鹿だ。強制的にでもどこかで降りて、自分の目と脳に刺激を与えれば、一人ツーリングがもっと楽しくなるかもしれないと思い、秩父駅付近で寄り道をしてみることにした。
洋食屋さん(?)パリー。建物がいい感じで寂れている。ショーウインドーに並んだサンプルもいい感じ。混んでいたので入らなかったけど、次回の楽しみにしようと思う。
メインストリート。土日だと観光客で混雑しているのだが、今日はそうでもなく。羊山公園の芝桜シーズンが終わったので一段落というところなのだろうか。
こういうところではバイクのエンジンを止めて押して歩いているが、軽量なGSXと言えども疲れる。お散歩バイクが欲しくなります。
10分ほど歩いて、道の駅龍勢会館に向けて出発。本当にバイクは少なくて、途中2台しかすれ違わなかった。30分トロトロ走って到着。ここは本当に人が少ない。食堂も閉店してしまっていて、これは「寂れた道の駅ワースト」になってしまうのではなかろうか。
スタンプだけ押して早々に再出発。今度は道の駅みなのを目指す。
途中、ルートを間違えたおかげで珍しい風景に出会う。
ループ橋ならぬ「ループ歩道橋」。これは珍しいんじゃなかろうか。観察してみると、写真右手に向かって結構な角度で上がっている車道があり、歩道橋のループの視点はその道路から数メートル下にある歩道に繋がっている。つまり、段差がありすぎて普通の構造の歩道橋では役にたたないということでこんなカタチになったのだろう。
歩いてみたくて仕方なかったが、全然人通りがない、しかもブラインドコーナーの出口にバイクを置きっ放しにする勇気がなくて断念。これもいつかチャレンジしてみたい。
このループ歩道橋から20分もかからずして道の駅みなのへ到着。もう16時を過ぎているが、食堂は17時までということで、何か食べようと思ってのぞいて見ると定食もうどんも売り切れ・・・無念。
売店でおこわかまんじゅうでも買おうとのぞいて見ると、良さげなお弁当を発見。
こういう飾り気のない、でも上手な意匠のお弁当はあたりのことが多いのだ。容器もプラではなくて木製で、ふたも湿気を出しつつ乾燥を防ぐ分厚い紙製。配慮が行き届いていて、作り手の熱意まで感じられる。これは絶対旨いと確信。
じゃん。
卵焼きの厚さ。鶏肉の量。それにつやつやしたご飯。柚子胡椒も本物だ。食べて見ると香ばしい焼き上がりの鶏肉としゃくしなの少々濃いめの味付けがクリティカルヒット。好んで鶏肉を食べない私だが、これは美味しい。
ググって見ると仕出し弁当屋さんではなくてちゃんこ鍋屋さんのようです。鍋ももちろん、洋食や、このわっぱ飯も出しているようで、ここは店舗に行ってみようと思う。
つまらないこと、気がかりなことばかりでうまく行かない生活を送っているけど、それで人生全体をつまらない色に決めてしまうのは勿体無い。自分の時間はできるだけ楽しく彩っていくべきだし、普段と違う行動をすれば、楽しくなっていくものなのだろう。
今日も昨日に引き続き、いい日でした。