パンが好きだ。お米より好きとかそういう比較論ではなく、絶対的に好きなのだ。
食パンも好きだし、フランスパンも好き。惣菜パンもおやつパンも好きだ。
ドイツ系の硬いパンは小学生の頃までは好きではなかった。小学4年生で生まれて初めて食べた時、酸っぱくて腐っているのではないかと思った。このパンを食べさせてくれた友人の家は恐ろしく広くて、庭でダムを作って遊ぶことができたくらいだっだ。40年以上前にドイツパンを普通に食べていたこと、家の広さ、そしておやつの豪華さからすると相当な裕福な家庭だったのだと思う。
我が家は暖房器具すら満足なものがないという貧乏さだったのだが、当時は貧乏という概念を自分の中に持っていなかったのは幸せなことだと思う。中学に進学してからは貧富の差というものをいやというほど思い知ることになるのだが、まあこれは思い出さないことにするのが幸せだろう。
閑話休題。パン。食べるのは良いのだが、描くのがこんなにも難しいものだとは思わなかった。これで3時間ほどかけたところ。
白いテーブル、白い布。そしてフランスパン。固有色のベースをどこに持ってくるかで色を変えなくてはいけないのはわかるのだが、パンを色濃くしないと成立しないのがとても難しい。奥行きとか重なった感は出たと思うけど、下のパンの形が狂ってる・・・あと2時間かけて上がりに持って行こうと思うが、どうなることやら。
パンは食べるもの。描くには10年早いということですね。
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