この付近は土日になるとどこも有料駐車場になる。唯一無料なのは「鳥居原ふれあいの館」。ここは眺めがよくて好きなのだが、タバコを吸うライダーの聖地と化してしまっているのがちょっと。
なので、ライダーの多いところを避けて柵沿いで風が流れるところを陣取るようにしているのだが、ノンスモークライダーは同じことを考えているのか、あいにく空きがなく。
そういえば、2stとか古い4stで燃調が濃いバイク乗ってる人ってタバコ吸っている確率が多いと思うのだ。偏見なんだろうけど。
タバコの煙を避けるため売店へ。ここは何度も来ているのだが、夕方遅い時間のことが多いので、お弁当やおやつは売り切れのことが多い。この日はお昼ちょいすぎだったので、本来の品揃えを見ることができた。大きめな三角おにぎり。おこわ。助六寿司。焼きそば。普段あまり食べないおこわを選択。これ。
愛車を眺めつつ食べたいところだが、タバコの煙に巻き込まれたくはない。やむなく売店前のピーカンで日陰のないベンチで食べる。
うまい。たけのことしいたけが良いアクセントになっていて、初夏の草いきれの香りとあいまって実にうまい。350円は良心的なお値段だが、ちょっと量が多い。これのおにぎりを1つ120円くらいで売ってくれたらとても幸せなのだけど。
続いて宮ヶ瀬ダムへ。
お隣さんがGSR250だった。美しいブルーに堂々としたデザイン。これいいバイクだと思う。ハンドル周りの作り込みとかエンジンのシンプルな美しさ、それにサウンド。これに乗っている人は大人な走りで実に楽しそうに乗っている。スズキのバイクはどこかで人を楽しませるように確信して作られているのだ。
嬉しいのか嬉しくないのか微妙なダムからの贈り物。良さそうだとは思っても、自宅に置いた瞬間に粗大ゴミ化する可能性が大きい。公共施設の取り組みとしては素晴らしいと思うけど。
ダムは広かった。すごい技術だと思う。土木には疎いのだが、幼い頃にこういった現場を見ていたら感動で自分も関わりたいと思うのではなかろうか。
こういったアカデミズムとは全く縁のない環境で育ってしまったことを恨みつつ、せめて今からでも勉強を、ということで付属の科学館的な建物へ。
施設はとてもよくできている。単純展示もよかったけど、こういった体感型展示が出色の良さ。身体で覚えるというのはこういうこと。
これは自転車でダイナモ発電をして水を揚げ、その水が落下する量で発電するという仕掛け。よくできているなあ、と思ったのは、漕ぐスピードによって揚水量がちゃんと変わるので、発電量=仕事量と身体でバッチリ覚えられること。インタラクションとか言ってわかったような気になっていて、実はキネクトをスイッチとしてしか使えていないクリエイターたちは恥じ入るべきだね。それくらい言いたくなるよい体験。
隔週日曜日には放水もあるとか。クルマだと満車だろうけど、バイクならなんとかなりそう。来週日曜にまた行ってみよう。